まずはこの曲を聴きながらどうぞ

「13の効果的な美しい姿勢」として、僕らコーチングに携わる人間がモデルとして活用しているルールですが、一般の方の日常生活にも大いに役立つモデルだと思います。

まずは前半の7つから

1、「心と体はお互いに影響し合う」
精神的な状態が身体に影響を与え、また、身体的な状態が精神に影響を与えるということを意味している。
例えば、ストレスや不安などの精神的な状態が身体に悪影響を与えることがある。ストレスが原因で身体的な症状が現れたり、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったりする。
また、逆に、身体的な状態が精神に影響を与えることもある。例えば、痛みや不快な身体的な感覚が精神的なストレスを引き起こしたり、運動不足が気分の落ち込みを引き起こしたりすることがある。
心と体は密接につながっており、互いに影響しあっているということだ。この関係を理解することで、心身ともに健康な状態を維持するために適切なケアを行うことができる。

2、「あらゆる行動には肯定的な意図がある」
人々が行動する際に、その行動によって得られる何らかの利益や、その行動が達成しようとする目的があるということを表している。つまり、人々が行動を起こす背景には、必ず何らかの意図があるということ。
例えば、ある人が他人を批判する行動をとった場合でも、その行動には「相手を助けるため」、「自分自身の価値を高めるため」、「自分自身の不安や怒りを解消するため」などの肯定的な意図がある可能性がある。
この考え方は、コーチングやカウンセリングなどの分野でよく用いられるもので、行動に潜む意図を理解することで、人々が抱える問題や課題を解決するためのアプローチを見つけ出すことができる。

3、「行動は適応に向けられている」
人々が自分自身や周囲の環境に適応するために行動するということを表している。つまり、行動は、自分自身や周囲の環境に合わせて調整され、変化に柔軟に対応するために使われるものであるということだ。
例えば、ある環境に適応するために、人々は新しいスキルを学んだり、状況に合わせて自分の行動や考え方を変えたりすることがある。また、適応するために必要な行動は、生物が生き残るために重要な働きをする。人々は環境の変化に対応するために、自分自身や周囲の環境に適応しようとするため、行動は適応に向けられていると考えられる。
この考え方は、進化論や心理学などの分野でよく用いられるもので、人々の行動を理解する上で重要な概念の1つである。

4、「自身を受け入れ、態度や行動の変化を促す」
他者を肯定的に受け止めながら、その人が持つ問題や課題を改善するために、その人の態度や行動に対する変化を促すことを表している。
例えば、コーチングやカウンセリングなどの分野では、クライアントを受け入れつつ、その人が抱える問題や課題に対して、自分自身の態度や行動を変化させることで解決するアプローチが用いられます。この場合、クライアントに対して否定的な評価を与えるのではなく、その人自身を肯定的に受け止めながら、自分自身の態度や行動を変化させることを促すことで、問題や課題の解決に向けて前進することができる。
このように、人自身を受け入れつつ、態度や行動の変化を促すことは、他者との良好な関係を築き、問題や課題を解決するために重要な姿勢となる。

5、「失敗というものは存在せず、受け取るべきフィードバックがあるだけ」
失敗という考え方を持たず、常に学びや改善の機会を探し続けることが重要であるということを表している。
この考え方は、成功哲学やコーチングなどの分野でよく用いられるもので、人々が自分自身の行動や取り組みに対して、失敗を恐れずに挑戦し続けることを促します。失敗を恐れずに挑戦することで、失敗に対して落ち込むことなく、自分自身の成長につながるフィードバックを受け取ることができる。
この考え方を取り入れることで、人々は失敗を恐れずに、自分自身の行動や取り組みに対して積極的に取り組むことができる。また、失敗によって得られたフィードバックを受け取り、改善に向けた行動を取ることで、自己成長や目標達成につながることが期待できる。
電球の発明者として知られる「トーマス・エジソン」は1000回の失敗(フィードバック)を経て、1001回目で成功したと言われている。

6、「相手の世界観を尊重する(自分自身が理解できなくても)」
相手が持つ独自の考え方や価値観、信念などを理解しようとする姿勢を表す。自分自身が理解できなくても、相手の考え方を否定したり、無視したりすることはせず、相手の視点や立場を尊重することが重要であるということを示している。
この考え方は、コミュニケーションや人間関係の分野でよく用いられるもので、相手とのコミュニケーションや対話において、相手の視点や立場を理解しようとすることが重要であることを示している。自分自身が理解できない価値観や考え方に出会ったとしても、相手の人間性や尊厳を尊重し、対話を深めることができる。
この考え方を実践することで、人々は相手とのコミュニケーションや人間関係をより良いものにすることができる。相手を理解しようとする姿勢を持ち、相手の世界観を尊重することで、相手との信頼関係や協力関係を築くことができる。

7、「悪い人はいない。ただ、助けにならない態度や習慣、行動があるだけだ」
個人の行動や態度はその人自身の選択や状況によって形成されるものであるため、その人が持つ本質を否定するのではなく、問題のある行動や態度を変えることに注力するべきであるという考え方を示している。
この考え方を実践することで、人々は他者に対してより寛容な態度を持ち、より建設的な関係を築くことができる。また、自分自身の態度や行動を客観的に見つめ、自己成長や改善に取り組むことができるようにもなる。
「助けにならない態度や習慣、行動」というのは、具体的には、個人や組織にとって望ましくない、あるいは問題となる態度や習慣、行動を指す。例えば、他者を尊重しない、誠実さに欠ける、自分勝手な行動、習慣の中に健康や成功に悪影響を与えるものがある、などが考えられる。これらの態度や習慣、行動を変えることができれば、より健全な状態やより建設的な結果を得ることができるとされている。
以上が前半の7つだが、これらの姿勢・考え方はどういう立場やシチュエーションにも当てはまるから、応用が効く。
例えば、あなた自身が上司で、部下とやり取りをする、あなた自身が教師で生徒とやり取りをする、あなた自身が親で子供とやりとりをするなど、個々シチュエーションは違うかもしれないが、これらの姿勢を気にかける事で、お互いのやり取りがスムースにいくかもしれない。